みの

判決、ふたつの希望のみののネタバレレビュー・内容・結末

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

もっとズーンとなるかなぁと思ってたけど、スイスイっと観られた。監督インタビューでどうなんかなと思ってたけど、確かな手腕なんだろうな。鑑賞後感が良かった。傷つけ合うのは相互理解に至らないからなのかな、と。多分トニーは割と早い段階で、ヤーセルそんな悪い奴じゃないと分かってはきてたんだろうな…と思いつつ、彼の自尊心の拠り所はヘイトだったんだろうなと思うとやるせない。観てないけど『ビハインドザカーブ』とかこういうの描いてるのかなとか思った。
差別は人の心をどうしても感情的にさせるのは自尊心と直結してる(自分じゃどうしようもできないことだから)のかな。レバノンの歴史もパレスチナの方々の歴史も全然知りませんでした、勉強になったし、もっと色々勉強したほうがいいですね。
トニー側の弁護士のヘイト正当化っぷりが恐ろしく、ひーってなりました。

1番思い出したのは『マリッジストーリー』、他には『否定と肯定』アスガーハルファディ映画を思い出しました。『存在のない子ども』でも思ったけど、レバノンはスクリーン映えする町だね。
みの

みの