このレビューはネタバレを含みます
まず、指パッチンで消えた人がどうやって戻ってきたかとかが描かれるのが良い。
アクション、ギャグ、ストーリー、良い。
ジェイク・ギレンホールのミステリオ、良い。
ビッグ3の意思を継ぐ者としてのスパイダーマン、良い。
音楽もノリが良い。
良い……以上の感想が出ない……。
多分ホムカミの幸せ投げ打って好きな子の親父止めに行ったのが好きすぎてるんだと思う。
一応、エンドゲームっていうビックイベントがあって、自分の至らなさを理解し、スパイダーセンスも使えなくなるというのは、アベンジャーズ直後のスーツ依存症のトニーと一緒状態なのはもちろん理解してるつもり。
どうせなら今作の中で徐々に気持ちが芽生えていくピーターとMJの方が良かった気もする。
JKのJJJにはニッコリ。
一応恐れていた事態としては、ここでドカンとX-MENとか他のスパイダーマンと合流!って流れが出て来ることだったけど、とりあえずはまだっぽくてよかった。これのせいでもう、映画に全然集中できなかったからね!
多次元宇宙って単語に敏感すぎるなぁ、俺たちって。
しかしベティちゃん可愛かった…………アレがCV.水瀬いのりなんだってさ!さ!
即追記:
有識者の感想をいくつか見せてもらって、この映画に『ヒーロー映画に存在する実在主義的なメタファー』というものを理解。
要するに、僕らが見てるヒーロー映画って、作中のミステリオのように全身タイツによくわかんないシールみたいなマーカーのダサい格好なんだけど、俺たちが信じているからヒーローはそこにいるんだよ!という話。
非常によくできたメタファーであると同時に、ヒーロー論というものはスーツとかCGとかを超越したところにあるという事でとても納得のいか話しだったんだけど、どうにもしっくり来なかった……。
ほんで、なんでかなーと思ったら、僕にとってヒーローがCGであるとかマーカーのついた服着てるとか、どうでもいいんだって事に気がついた。
多分、そうした超越的な正義を既に頭のどこかで理解してしまっていたという……。
スーパーヒーローがいるかどうかなんて、議論するまでも無い事だから、今更そこに言及なんて誰もしないし、そこにリアリティという形で切り込んできたMCUだからこそ成り立つメタファーだから感動する気持ちはわかるんだけど、僕にとってそこはお呼びではない。
とっくの昔にヒーローはいないけど、『ここ』にいるってことを理解してしまっていたが故に楽しみきれなかったのは、ちょっともったいなかったのかも。(そしてそれを教えてくれたのは他でもライミ版の2だったり、アメスパ2なんだ……皮肉)
MCUが1番好きなアメコミ映画制作部門だったら刺さりまくってたんだろうなぁ……。