ハセ

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのハセのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます


現代科学に関しては全くの無知で、今世界で何が出来て何が出来ないのかの判断すら怪しいのですが、例えそれが出来ないものだとしてもそれを表現するには現代の技術について相当な知識をインプットする必要があるし、インプットしたものをいかに応用し説得力を持たせ、面白くアウトプットするかって相当難しいと思うのですが、それらがあまりに見事に表現されていて、頭のいい人たちってVRとかARとかからまた更に想像を膨らませて表現に繋げているんだなあとクリエイターに敬意を表したいと思いました。

イーディスを取り返し、サングラスを掛けたピーターが本当にトニー・スタークに重なって見えて泣けてしまった。意図的にそう見せてるのだとは思うけど、本当にトニー・スタークに見えた。もしかして一瞬、サブリミナル的にロバート・ダウニーjrの映像差し込んでるんじゃないかと疑ってしまった(笑)

いじめっ子フラッシュの、いじめっ子たる所以が見えて悲しくなってしまった。
彼の異常な程の承認欲求、金持ちだけどおそらく忙しすぎて迎えには来られないママ。
あの齢の子供は周りの子の親が迎えに来ているのに自分の親は迎えに来てくれていないということに悲しみとか、寂しさとか色々複雑な感情を抱いてしまうものだから胸がギュッとなってしまった。怖い目に遭ったばかりだから尚更。そう言う些細とも言えるシーンを一コマでも入れて因果を表現してくれるのも凄く良かった。
あとぺ◯ス・パーカーと呼ばなくなっていて良かったのと、全体的に汚い言葉が少なくて良かったです。

J・ジョナ・ジェイムソンの登場とか、渦中にいないニック・フューリーとか最後まで驚きの連続。

「信じるものを求めている」

何が嘘で何が本当かわからない。
SNS時代の恐怖がアップデートされて、どんな風に表現されるのか今から楽しみで仕方がない。

とにかく最高な映画だった。
全ての大人と子供の狭間にいる人に見て欲しいと思った。

あと何と言ってもハリントン先生!
あの先生と旅行行ったら踏んだり蹴ったり珍道中になること間違いなしでしょ!
ハセ

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