Y

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-のYのレビュー・感想・評価

2.8
7月31日、朝一で鑑賞
人気ドラマコード・ブルーの映画化。一言で言うと、未曾有の大事故は今作だ。

良い点は、5人がスクリーンにいる。冒頭のシーズン1から3までの回想シーンによって、5人の良さを再確認してこのキャスト以外ありえないと思った。

しかし、この回想から地獄への始まりだった。あくび、時計、あくび、時計、たまに失笑の繰り返し。

映画化なのだから、さぞ凄い大事故があると思いきや、串刺しと無駄口治療と藍沢転落。これを何故映画でやるのか。もう新春SPでやったではないか。さらに予告で危惧していたエピソード詰め込み問題。ガンの花嫁、藤川冴島、アル中かたせ、串刺し親父、臓器移植、藍沢30分危篤問題など。1つひとつが雑過ぎて、感情移入できなかった。
解決方法も単調で
ガン花嫁⇄冴島藤川
串刺し ⇄アル中
臓器移植⇄椎名桔平の息子
主要人物が持つエピソードに合わせ、体験してる人から説得を受けそれを実行するパターンを繰り返すので、単調で退屈。

脚本から藍沢耕作に対してのリスペクトを感じない。おばあちゃんが亡くなった事を一言で片付けた。あれだけ大事に扱っていた話なのに。藍沢を長い時間危篤にしたのは怒りの頂点だった。

ナレーションの時は全く感情移入できないし、キャスト皆が突然下手になる。BGMもほぼ合っていない。頭包丁、板前、キスでの謎カット(写真ではほっぺにしてるやん)などなど言い出したらキリが無い。

まとめると揚げ足取りみたいな感想だが、シーズン1-2まではそんな所を見る余裕はなく患者と医者の緊張感ある関係性から私たち視聴者が本当に胸が痛くなったり、本当に喜ぶことができる作品だったと思う。今回の作品からはそれらを全く感じる事ができなかった。

黒田先生帰ってきてくれ。
Y

Y