はまち

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-のはまちのレビュー・感想・評価

4.5
公開時に映画館で観たのだけど今さらレビューです。

ドラマが良すぎて映画は面白くなかったということではないのだけど、
ドラマの時の思い入れが強すぎて、
単に、映画を観る→レビューをする、
という通常の作業になんとなくできなかったわけです。

というわけで、
私はこの映画を、観客ではなく、
コードブルーチームの一員のつもりで、
そう思い込んで観させていただきました!

序盤から劇場ではむせび泣く声があちこちから聞こえていたけれど、
そんなやすやすとすぐには泣けない!
だって一員だから!わたし!笑
(落ち着け)

確かに、
2時間ドラマでよかったとか、
エピソードが渋滞してるとか、
泣かせにきてるとか、
その色々な評には頷ける。
個人的には、「結婚式」というモチーフが軸みたいにされていたのが少し安易だというのが唯一、気になった点ではある。

だって、結婚式とか、しかも新婦が余命宣告されてるとか泣けるじゃんか、ズルい手法だと。
そもそも命を扱ってるって時点で泣かせにきてるジャンルではあるんだけど。

まぁでも、
コードブルーファンの求めるものって、
彼らのチームワークとか絆みたいな部分だと思うし、
その感じはドラマの時と変わらず描かれていたので満足。
それに尽きるのよ。

おそらく、映画として一話完結してはいるけれど、ドラマ観てるのと観てないのとではだいぶ違う感じ方になる映画化かなー。
それだけチームの空気感みたいなものが仕上がっていたから。
メンバーのセリフのやりとりとかずっと見てられる。

映画化じゃなくて、シーズン4の連ドラってのもアリだったと思うけどね。(けっきょくそれが本音)
さすがにネタ切れになっちゃうか、、、。

特筆すべきは、このコードブルーシリーズが全国にドクターヘリが増えたきっかけにもなっているということ。
エンターテイメントが社会貢献につながる、
作っている人たちは誇らしいだろうな。
たぶん、社会貢献のためにドラマを作ったのではなく、
あくまで真剣に作品に取り組んでいた結果そうなった、のだと思う。

このドラマがなければ、助からなかった命がきっとあったかもしれないと思うと…。

余談になるけど、連ドラがやっていたとき、ちょっとした病気で入院したことがあって、看護師さんにコードブルーのドラマが好きなのだと話したら、あのドラマすごくリアルだよ〜と言ってた。ただし藍沢先生みたいなあんなイケメン先生はいないとのことです。(笑)
はまち

はまち