オーウェン

美しい夏キリシマのオーウェンのレビュー・感想・評価

美しい夏キリシマ(2002年製作の映画)
3.9
終戦間近、宮崎県にある霧島の麓の村の出来事。
病気の学生や、片足を失った負傷兵。
滞在する兵士と、夫を亡くした妻との会合。

起こる出来事は日常のようだが、時代は戦時中。
だから今では非日常の部分を見せられていると気づく。

役者は皆印象に残るが、香川照之の兵士役が似合いすぎてておかしい。

一応戦争映画ではある。
何よりも終戦を知った際のそれぞれの行動が興味深い。
戦争は不毛であると端的に伝わってくるが、それとは反面霧島の美しさは変わらないのだ。
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