zhou14

ヘリウッドのzhou14のレビュー・感想・評価

ヘリウッド(1982年製作の映画)
3.5
誰にでも愛される映画ではない。
でも、クセになる感じはある。
やはりこの映画は理解不能だったが、初めて見た時よりは色々と分かった、物語に意味はない、そう言い切ろう。
桃から生まれた少年は、そもそも植物と人間との合成人間で、遠藤賢司演じる「悪漢・松玉斎ダンス」はその少年、アップル君を使って、地球を征服しようとする。
アップル君の肛門から食事をさせ、口から肥料(ウンコ)を入れる・・・。
アップル君がどう育つのかは不明だけど、松玉斎ダンスが目指す地球征服の、その方法は人類ゲイ化計画。男が男を好きでも何ひとつ悪ではない。ただ、残念だが子孫繁栄とはいかない。
いずれ地球は滅びるだろう・・・
だが、それに立ち向かうビワノビッチとなべ島神父・・・
この映画は物語を自由に考えてイイ、そもそも話なんて無いのだから。
ただ、ちゃんとアイドル映画、歌謡映画、ホラー映画の要素はあって、「歌姫 魔界をゆく」より、しっかりパワーアップされている。
重い気持ちで見始めた映画も圧倒的な支離滅裂さに支えられ、発想を自由にする事が出来た、35ミリフィルムをこれほどムダに使った映画もそうそうない。
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