きうい

ジョン・ウィック:パラベラムのきういのレビュー・感想・評価

4.2
「鬼のパンツは良いパンツ」といいますが、ジョン・ウィックのスーツも良いスーツです。
良いスーツなので銃弾程度では死にませんが、今作から敵も銃弾食らったくらいじゃ死ななくなりました。それに対してジョン・ウィックは「もっと強い銃を!!!」とぶちぎれていましたが、歴代あなたに戦いを挑んできた人もみんなそう思っていたに違いないでしょう。

相変わらずこまめなリロードに残弾確認など、こだわりを感じるリアリティと、弾切れの銃それすなわち鈍器スタイルでぶん投げつつ一人一人丁寧に殺していきます。空薬莢が地面に落ちる音が小気味好いですね。それに加えて今作は徒手格闘が非常に増えた。ジョン・ウィックが投げる!ひねる!そしてまた投げる!身のこなしのキレが良すぎる。
多彩な暗殺方法に加え、犬と馬も大活躍です。漆黒の馬に乗ってニューヨークを疾走してかっこよくないはずがないんだよな…。
この映画では明らかに命の価値は人間よりも犬のほうが重い。
もはやストーリーはあってないようなもんですが、ジョンの出生が明らかになり、ウィンストンとの絆も再確認できて良かった。

にんじゃりばんばんおじさんはジョン・ウィック強火担すぎて色んな意味でこわかった。
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