たっちゃん

ジョン・ウィック:パラベラムのたっちゃんのレビュー・感想・評価

3.1
時系列的にきっちり2作目の終わりから始まるとこが個人的に良かった。

1時間の猶予の中でどこまで準備整えるんかなって冒頭から楽しみやったけど、さすがのジョン・ウィックでも限界があって、そこにリアリティーが出てて良かった。

タイムオーバーになった後のドクとのやり取り辺りからかな、少しずつコメディー色出てきたの。
手持ちの武器がないから本とか展示してるナイフとか馬とか、その辺にあるもの使ってのアクションシーンはジャッキー映画っぽくて僕は好きやったな〜。

後、「世界中から狙われてる感」を出すためやったんか、そこの意図は分からんけど、最初の巨人から始まり、中国感のある動きの刺客とか刀の形、ウェスタンからきゃりーぱみゅぱみゅの音楽が流してみたり、途中では半ば強引に砂漠まで行ってるし。
その辺の演出が無駄に気にはなったかな。

それと犬撃たれたらすぐキレるのは鉄板やね、気持ちはわかるけど。
それに、結構な感じで組織に背いても軽いペナルティーでまた戻れちゃうのどうなの?って思った。

よく分からん隠れ家みたいなガラス張りの場所は前作から出てきてたっけ?全然記憶にないんやけど、防弾ガラス使ってる割にはセキュリティーざる過ぎるやろ(笑)

僕は終盤にあるそこでのアクションシーンが一番好きやってんけど、その理由が急のコント始まるから。
何回それすんねん!みたいなシーンがあって、そうゆうシーンじゃないんやろうけど笑ってしまった。そこだけまた観たい。

副題にもある通り、完全に続編ありきの繋ぎ、軌道修正感のある映画やったからストーリーの面からすると消化不良かな。
ナンバリング作品にありがちな「続編作らん方が良かったんちゃうの・・・?」って路線に乗ってしまってるから、次作でどうするのかは楽しみではある。
たっちゃん

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