同い年ということもあり結構好きな時期はあったもののお芝居をちゃんと見たことがなかったきたりえ主演ということを心配していたけど、そんな必要のない位振り切っていて楽しめた作品でした。寧ろきたりえが主演で良かった。
殺人犯がアイドル的存在になったり尊敬されてしまうことの怖さと、拉致や暴力の痛々しさ。対して起こる笑いは笑おうとして笑った訳ではないからこそより面白く感じた。
電気に異常に強い体質の謎さは置いといて、あの瞬間変貌した赤理の姿にはクライマックスかと思う程圧倒された。
ここから麦ちゃんが登場して一体どうなるのだろうと更にワクワクさせられた程。
ツッコミ所もあるけど、ツッコむ時間含め楽しめればそれは私にとって大有り。ということで凄く好きです。
遊び心のあるオープニングも好み。
リリーさんは流石だしピエール瀧さんは期待通りの存在。麦ちゃんの出番が少なめだったことは惜しかった。
白石監督の今後の作品も楽しみ。
