なんというか共感しづらい作品。
そもそもポン・ジュノと相性が悪いと感じさせられる。
長編デビュー作だから仕方ないとは思うのだけど、自主製作映画のような画面の雰囲気が、どうにもなじめない。
目の届かない地下室で、何事か行われているというのは『パラサイト』まで続いていくんだなと思う。
文化の違いだから、とやかく言えないけど、物語のキーになる部分を受け入れがたいというか、うまく消化できない。
ペ・ドゥナが観たかったのに、あまり主役といえるほど出てこないし。
ラストシーンの『フランダースの犬』はなぜ?と思ったら、原題が『フランダースの犬』とのこと。
なぜ邦題がこうなったのか謎。
2022年4本目