たむ

ダイ・ハード3のたむのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)
3.3
これまでのシリーズのお約束を捨て去った部分もある5年ぶりのシリーズ第3作です。
舞台はニューヨーク、ついにマクレーン刑事の地元での事件ですが、クリスマスではありません。
妻のホリーも別居中で出てこない。
電話の声だけ…。
しかもバディ映画になっています。
1995年の映画と考えると刑事映画は、『48時間』以降、『リーサル・ウェポン』などなど白人と黒人のバディ映画が主流になっています。
時代の流れか、マクレーン刑事もこの映画で変わっていきます。

とはいえ、コンビを組むのがサミュエル・L・ジャクソンさん。
ブルースさんとは『パルプ・フィクション』に出ていますが、共演はなかったため、本格的な共演で2人でFワードが飛び交います。
さらに悪役はオスカー俳優のジェレミー・アイアンズさん。
キャストが豪華になったのも、この第3作目の特徴です。
ニューヨークの街に爆弾とナゾナゾが仕掛けられているのは、凸凹コンビが挑戦するゲーム的な面白さもあり、『ザ・バットマン』のようでもあります。

本作のバディ映画として面白く成功しているのは、キャストがぴったりだったこと。
マクレーン刑事の妻との関係を修復するというドラマの伏線もいきています。
ただお約束を捨ててしまったのは、この後のシリーズに大きな問題を持ってしまいます。
これ、クリスマスのニューヨークだとダメだったのでしょうかね?と思ってもしまいますね。
たむ

たむ