針鼠

ダイ・ハード3の針鼠のネタバレレビュー・内容・結末

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2024/02/11 amazon prime ★★★☆☆ 再視聴 7/2024

1995年の映画。この時代は米国もまだ「テロリストの要求に屈しない、交渉しない、というのが『テロとの戦い』の鉄則である」じゃあなかったんだな。でも人質事件の場合、どこかの国と違って知らん顔放置じゃなくて、米国は結構しっかり救出作戦は実行してたからね。大半は失敗だったけど。

閑話休題。「ジョニーが凱旋するとき」の流れるシーンがかっこ良かった(あっマクレーン刑事不在でテロリストしか出て来ていなかった)このシーンまで見るともう映画見終わったような気になる。

あの有名なフォート・ノックス (連邦金塊保管庫)だけじゃなくて、連邦準備銀行にも金塊眠っているんだ。映画ではフォート・ノックスの10倍量って言ってたけど、ほんまかいな。取り合えずあの金塊の山には見応えあり。マクレーン刑事不在かつテロリストしかいないシーンでも一見の価値あり。

実はブルース・ウィリスそんなに好きじゃないのよ。でもこの映画は好き。ダイ・ハードシリーズの中で一番好き。

「ジョニーが凱旋するとき」はもともとは南北戦争時に北軍で勝利を祝って歌われてた曲。またこの曲はアイルランド民謡「ジョニー、あなただとわからなかった」が元歌だとも言われている。この歌は17世紀頃にオランダの植民地となったインドのセイロン島を19世紀初頭にイギリスが奪い取った時の戦争を歌っていて、アイルランド版の歌詞の方が悲痛で胸に響くけど、こっちだとこのシーンには似合わない。

アイルランド版の歌詞。大意「ジョニーあなただとはわからなかった。腕がなく、私とダンスを踊った足もなく、あの優しい眼差しの目もなくして、なんとぞっとする姿になって帰ってきたの。でも帰ってきてくれて嬉しい。これから私は親鳥に見放された卵みたいなあなたを抱えてお椀で物乞いでもするしかないのね。でも骨になって帰って来た人の方が多いのだもの、生きて帰ってきてくれて嬉しい」
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