千年女優

ダイ・ハード3の千年女優のレビュー・感想・評価

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)
3.5
ニューヨークとロサンゼルスでそれぞれ大きな事件を解決した武闘派の刑事で、すれ違いが続く妻のホリーと疎遠になって酒に溺れるジョン・マクレーン。そんなある日NYで爆破テロを起こす何者かの指名で無理難題を突きつけられた彼が、その過程で知り合った電気屋のゼウスとかつての因縁ある相手に対峙する様を描くアクション映画です。

二作続けての大ヒットで主演ブルース・ウィリスの看板となるドル箱シリーズとなった『ダイ・ハード』第三弾として初代監督ジョン・マクティアナンを再登板させて臨んだ1995年公開作品で、批評家からの評価は作品毎に落ち込んでいくも、それに反比例するように話題性は高まって興行収入も一億ドルずつ上乗せする三億超を記録しました。

サスペンスの構造自体はかなりあからさまに前年のヒット作品である『スピード』を模倣していて、既視感はありながらもウィリスとコンビに抜擢されたサミュエル・L・ジャクソンの持ち味を活かして『ダイ・ハード』します。脚本としては強引な所はあっても派手な展開と演出で細かいことなど吹き飛ばしてエンターテインさせる一作です。
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