このレビューはネタバレを含みます
冒頭37分、あるいは53分あたりで映画が終われば、3人の瑞々しい青春物語となったのに…
3人はオシャレで個性的で魅力的、繊細で危うく、調子に乗りやすく考えは甘い。ほかの登場人物も自己中心的だったり、綺麗事ばかり言ったりするが、憎みきれない人間くささがある。
Lorenzoがこだわる「皆に愛される」ことや、苦しい現実とそこから逃れるために自ら創り出す想像の世界(光と幸福と愛情に満ち溢れている)とのギャップは胸を締め付ける。
(それらの要素や痛々しいほどの空元気、ある種の理想主義にDancer in the DarkのSelmaを連想してしまった…)
ラスト5分のifストーリーがまた哀しい…