最初で最後のキスの作品情報・感想・評価

「最初で最後のキス」に投稿された感想・評価

mizuki

mizukiの感想・評価

3.0
主人公の父親がlady gagaのborn this wayを着信音にしているところが胸熱。物語自体はわりと古典的なゲイ映画だけど、度々流れる劇中歌が今っぽくしている。
ゆーご

ゆーごの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

今年はLGBT映画を(特に洋画の)を見る機会がいくつかあった。
中でもこの作品は特に楽しみにしていた作品
海外の青春もの、なんかあれは日本の青春にはなかなかまだないところ感
予告通りのスマッシュヒットなのかと思ったら、まさかの展開に度肝を抜かれた
いいことばかりではないのが、人生というわけで
あきら

あきらの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

🦋のシャツかわいいね!

元ネタを知ってるからどちらかがそうなるのはわかっていたし、途中からなんとなく読めた展開ではあるのだけど……ズガーンとくる。

これだから田舎は……っていうか、根本的に取り巻く人間が知的でない悲劇。
たしかにね、アントニオが悪い。絶対にだ。
こんな風にならずにすむ道があったんだよ。
周囲が浅はかであるのと同じくらいに、ロレンツォもブルーも愚かだったと思うしさ。

けどね……つらい……
理屈や道理ではすっきりできないつらさ。

ロレンツォのパパが彼を施設から引き取った理由として言った「君のことが気に入ったから」この全肯定感!なぜこうあれないんだろうね。

イマジナリー兄やら理想の彼氏やら、若しくは人気者妄想に救われることでギリギリ保ててたくらいに実は切迫した状況を、なぜどうにもできなかったのか。

彼らの繊細さが悪いわけではないし、彼らを阻害するその他大勢だって似たようなもんなはずよね。この年代って。
誰だって何かしらの歪さや自意識は抱えているわけで。未熟さが攻撃性になってしまう心理はわからなくもなかったりする。
だがらこそ!凝り固まった偏見と同調圧力を憎んでしまうのだけど。

最後まで見た後に、あのキラキラしてた三人を、あのキスを、もう一度見たくなる。
Yasunori

Yasunoriの感想・評価

3.6
しょーじきに言うとこういうストーリーだと思ってなかったし求めてもなかった、ってのが率直な思いとしてあります。オレからすれば腑に落ちないしやっぱり納得できない!けどそういうストーリーなんですよね。序盤はコメディチック、中盤は青春群像、そして終盤はガラッと変わってガチな構成です。そして終盤で否が応でもタイトルの意味に気づかされるという。にしてもイタリア片田舎の若者の陰湿さがほんと感じ悪い。ってところに登場するのが主人公のロレンツォ。彼はオーラがあるね。相手の男の子のアントニオ。途中までパッとしないんですけど終盤の思いつめる感じ、頭の中がパンクしちゃってる感じ、惹かれるものがあった。ロレンツォとは違う目の奪われかたをしたというか。彼をもっと見ていたかった。そんな2人の間に入って芝居をちゃんと引きしめてたのが女の子役のブルーやね。それにしてもやっぱりアントニオかっこいかったなぁ!
ポップな演出とは裏腹に
もうずっと不穏な空気があったのよ。
危うさがぷんぷんだったのよ。
だけどあのラストは衝撃を隠せない。
すごい良かった。
「強くあれ」と自身を鼓舞して生きるしかないのかな、若い日々は。自分の中にある引き出しがまだ少なくて、自分にない引き出しを見ると許せなくて混乱する。そういう脆さと残酷さが共存してしまう十代をやり過ごせたらロレンツォもアントニオも過去を笑って振り返ることができたのに、と思わずにいられない。詮無いことではあるけれど。
私の中で一番の衝撃作。
あのラストはどうにかならなかったのかなって思うけど、あのラストだからこそ、みる人に訴えかける作品になってるんだろうな。。。
学校に居場所がないティーンエイジャー同士の一瞬の連帯、その儚い輝きを描いた作品。唯一絶対のコミュニティとしての学校内で疎外されていることの重さと、画として描かれる彼らの空想の軽やかさのギャップが、ザ・思春期の不安定な自尊心、でした。マイノリティであることに焦点を向けるのではなくあえて思春期特有の心性のようなものにフォーカスすることで、逆に「ひとりの青年として生きている登場人物」の背景にある主題の重さが際立つ(ように私には思えた)。
全体に、撮りたい画が先にあるんだろうなという場面が多く、ある意味、映画らしい映画だなと思った。ミュージカルが音楽主導なら、この映画は画主導といった感じ。
主役三人がとにかく魅力的。
それぞれが問題を抱え、周囲に馴染むことができない。
そんな共通点から意気投合し、やがて固い絆で結ばれていく。
しかし、彼らの友情はほんの些細な歪みから揺らぎ始める。
ラストの"もしあの時違う行動をとっていれば"という描写は、人生において何度経験したか分からない"後悔"という感情を観客に思い起こさせる。
思春期ゆえの不安定でありながら、あの時期だけにしか経験することのできない友情の儚さを思い出させてくれる映画だった。
青春を布石にして社会問題をえげつない角度から放り込んだ映画でした。展開も結末も好き。
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