このレビューはネタバレを含みます
“ビター” “スイート” どころの話ではなかった…。
アメリカで起こった事件を元に脚本を作ったものと聞いて納得。
閉鎖的な環境下での周りのホモフォビアな態度が見ててキツすぎる。
gleeのカートとカロフスキーの関係を思い出したな…。
「ホモかよ」とかいう発言で笑いを取ろうとすることがどれだけ危険なことか、有害なホモソで生きる人たちにもしっかりと見て欲しい映画です。
ただ映画のストーリーライン的な話をすると、あんなに仲良くしてたアントニオが最後一気に突き放していくのあまりにも唐突すぎんか…？と感じた。むしゃくしゃする背景があったとはいえ。
映画のアントニオを見る限りでは、本人の意思レベルでは強い差別心があったようには思えない。(周りのホモソバスケ部員に囲まれた生活で、差別心を内面化していたとは思うけれど。)
いろんな要因が重なって怒りをぶつけるターゲットがロレンツォになってしまった、ということだと思うんだよな…何より精神的なケアが必要だったんだよ…。
このような悲劇が繰り返されないことを願います…。
