かえるのエリー

ターミネーター ニュー・フェイトのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

4.0
「ターミネーター」がB級感ありつつしっかり面白く、
「ターミネーター2」で最高のエンタメと化し感動、
「ターミネーター3」で一転、心底ガッカリし、
「ターミネーター4」はそれなりに楽しんだが、もう別物になったと感じた。なので
「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は観てないのだが、本作で軌道修正したと聞いていて、ようやく鑑賞。うん、役者は揃った。おかえり感はある。


以下ネタバレ感想


冒頭、幼きジョンコナーと母サラ登場。やっぱりジョンはエドワード君じゃなきゃダメなんだよ。早々に退場し、ジョンとスカイネットの物語にケリをつけるが、それでいいと思った。

全裸での登場、敵と思いきやの味方、しぶとい敵、自己犠牲・・・ターミネーターあるあるが揃っており、辛口で言えば「2」の焼き直し感は否めない。でも、どんどん軌道から外れてった寂しさを思えば、シュワちゃんがいて、リンダがいる。世間の評価とは異なり、私にとっては満足だった。クリスチャン・ベイルは好きな役者だけど、あの枝派は終わりにし、次作をここから繋げてほしい。

今回未来から送られてきた仲間は兵器にされた人間、登場した時はさほど魅力を感じなかったが、後半になるにつれ魅力的になっていく様をマッケンジー・デイビス(178センチ!)が好演、樹なつみの漫画「OZ」に出るユニセックスのアンドロイドに雰囲気が似ていた。そしてサラと同じ境遇を辿るダニーが、徐々にその使命に目覚めていく様も頼もしかった。