ジョナサン

ターミネーター ニュー・フェイトのジョナサンのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本が薄い。
まるでアクション・シーンの解説をする為だけに書かれたみたいなものだ。
最初に人間ドラマありきのキャメロン節はどこへ行ってしまったのか?

今更こんな事を言っても仕方がないのだが、ジョン・コナー役のエドワード・ファーロングがまともま俳優になっていれば、冒頭の唐突すぎるジョンの死のシーンは書かなくて良かったろうし、無理矢理ダニーと言うヒロインやスカイネットの代わりのリージョンと言うA.I.の話をデッチあげる必要も無かったろう。
(これは3の時から言われ続けている事ではあるが、ジョン役にハマる俳優の不在がシリーズの足かせになっている)

天才子役と持て囃され、その結果ダメ人間に成り下がってしまったファーロングが恨めしい。

そんなデメリットを今回も克服出来なかった事が残念である。

グレース役のマッケンジー・デイヴィスの熱演は光っていたが、その代償としてシュワルツェネッガーやリンダ・ハミルトンの存在感が薄くなってしまった感も否めない。

ハミルトンは双極性障害と言うハンデを克服して復帰したのは見事だと思う。だがこの年代を経てまでサラを出す必要があったのか?
シュワルツェネッガーも年を取り過ぎて、もはや主役のオーラを失っている。

総じて、シリーズの人気にあやかってただの同窓会映画を作っただけの蛇足の様に感じた。
本国アメリカで興行成績が伸びず、結果赤字の成績になってしまった理由はそこにある。

この作品のDVDやブルーレイが出たら買うか?と問われれば、答えはNOだ。もはやレンタルでさえ借りる気がしない。
そんなお金があったら、1と2を買い直して古き良き時代に思いを馳せたい。
ジョナサン

ジョナサン

ジョナサンさんの鑑賞した映画