ナゴ

ターミネーター ニュー・フェイトのナゴのレビュー・感想・評価

3.3
ターミネーター2は私の生涯ベスト3に入る映画です。

その正統続編ということでまずは28年生きてて良かったー!

まず冒頭ね、冒頭。
もうここが最高にして頂点です。28年前の自分と「よかったね!よかったね!!」と肩を組んで喜びた…いやどうだろう内容はショッキングだから喜ぶわけないか。28年ぶりの新規画だったら何でも喜ぶオタクになってる…そういう年月なんだよ…現代の技術に感謝…
T2が魂に刻まれて見慣れ過ぎてるから「サラ・コナー全然老けてない…すごくね??」て3秒くらい思ったもん。冒頭最高かよ。

さてその後からニューフェイトです。
「私の知ってるターミネーター世界」から徐々に遠ざかっていく寂しさを感じつつ、新キャラ達が魅力的です。グレースめちゃくちゃかっこいい!
来たよBBA!戦うサラ・コナーはある意味全ての続編でずっと観てきたので驚きはありません。でもこの年齢になっても戦い続けてる事に感慨深さを覚えます。とうとう「コナー」の名前を知らない未来人が来たのが分かった時はグッときた。

T-800、来ましたT-800。
正直冒頭も相まって、改心T-800には無理があった。どうにかならんかったかと思わずにいられませんでした。どうにもならんかった結果か…。この映画で確信しましたが、同じ顔のT-800であっても作品ごとに違うT-800だという事をしっかり分けて見てるのだなぁと、しみじみ思いました。ニューフェイトT-800がいくら献身的に動こうが「お前は!冒頭で!冒頭でーーー!」って感情が拭いきれずクライマックスはビックリするほど泣けなかった。お前は私が愛した28年前のT-800じゃないもんなーってめっちゃ冷静に観ちゃった。
これに関しては居酒屋でクダ巻きたいレベル。もうそれも楽しいっちゃ楽しいんですけどね。

見終わってみたらキャッチコピー通りすぎるお話だったなぁと。「時代は変わった。運命はどうだ」 うんうん。

確かに正統続編でしたが私の中ではターミネーター3〜5(観てないけどドラマも)と共に歩んだ28年間だったのでそれが「なかったこと」には出来ないし、それらがあったからこそサラ・コナーが、繰り返されるこの世界から降りれる事が分かった時の感情もひとしおでした。やっと終わったね…
と思ったけどエンドロール前でそうでもなかった(育ての親的な)

(欲を言えばシュワミネーターは最後サラ・コナーによって破壊されるシーンが欲しかったなぁ〜〜)
ナゴ

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