みきぴん

小公女のみきぴんのレビュー・感想・評価

小公女(2017年製作の映画)
3.9
あの有名な児童文学
バーネットの「小公女」は
「A Little Princess 」だけれど
こちらの小公女は
「MICROHABITAT」
直訳→(微小生息域)
なるほど!なのだ🤔

主人公ミソ(イ・ソム)は
一杯のウイスキーとタバコと
愛しい彼が
自分の大切なもの

だからウイスキーもタバコも
値上げしたって手放せない
その為には
家賃を節約!「家」を捨てる

ミソは
自分にとっての
本当に大切なものを
ちゃんと知っている

何が幸せかは その人の問題
主人公ミソが訪ねてまわる
昔のバンド仲間たちの
「今」それぞれの幸せと不幸を
見ていると
自分自身の「大切なもの」を
ちゃんと自分の意思で
選んでいるのだろうかと
我が身に重ねて問いたくなる

社会常識だったり
多数派の価値観に
同調しているだけだったり
誰かさんの「大切」を
真似しているだけだったり
そこに気付いてさえいない

韓国の驚くほどの学歴差別や
若者の就職事情や
住宅問題などなど
もっと詳しく知っていれば
も少しラストを深く味わえたかも

なんせ
「MICROHABITAT」を
生き延びる小公女❗️なのだから

「神は細部に宿る」とも言われるしね
↑↑元は建築の世界の名言らしいけれど
「本物は、細部に至るまで念入りにこだわりが貫かれている、ということを表現した言葉である。」
ということのようです☺️

ステキな映画でした👏
みきぴん

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