もっちさん

パンとバスと2度目のハツコイのもっちさんのレビュー・感想・評価

3.5
自分にはどうにもできない現実に挫折して、それでもなんとなく生きていく若者の"等身大"の"生活感"を独特の空気感で見せてくれた映画。

氏の映画作品としては少し違和感があるのかもしれないが、監督が乃木坂46を撮った作品はどれもそういう女の子の等身大を切り取っていたのでその延長のように感じた。主演女優自身、静岡から出て専門に通い、そして別の道を選んだ身上があるので、キャラクターにシンクロする。

映画としての良し悪しよりも、きっと現代の若者の心の隙間にそっと寄り添ってくれる等身大の作品だと思う。
もっちさん

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