ビックリするほど良かった…!
第二次大戦後、頼るあてのない若い女が持ち前の機転と美貌で自立して、ついには一国一城の主となったのに、最後の最後でその自立が幻想であったことが明らかになり、崩壊してしまう。すごい現代的なテーマで、去年撮ったと言われても違和感ないくらい。
衣装もめちゃめちゃ素敵で、見すぼらしい未亡人からどんどんラグジュアリーな実業家になっていく過程がファッションからもわかる。しかも全部かわいい。
前に観たファスビンダーの『13回の新月のある年に』はあまりピンと来なかったんだけど、これは良かった。いいもの見させていただきました。