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マリア・ブラウンの結婚のtokiwa3256のレビュー・感想・評価

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)
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最近映画館行けてない...

wowowで録画して観た、アカデミー賞授賞式のロバート・ダウニー・Jrとエマ・ストーンの咄嗟の行動が話題になっているけど、特に前者は、まるでアジア人の召使が大事に抱えているオスカー像をご主人がすごくナチュラルに奪い取った、っていう感じだったね。
もし両者とも黒人がオスカー像プレゼンターであれば、無意識に違う行動をとっていたとは思うよ。エンタメ業界に限らず「イエロー」が最も序列が低いからね。ただあれを「差別」って言うのはいささかセンシティブ過ぎるかな。『差別』ってのは俺が実際に欧米で受けた、小石を投げられたり、サノバビッチで唾吐かれたりすることだよ。いや極端すぎるか😅


枕話は置いといて
地元で観る機会を逸して悔しい思いをした
『マリアブラウンの結婚』のBlu-rayを購入して鑑賞。

はじめてのファスビンダー監督作品であったが、編集の仕方がなんとも独特ですね。スムーズにすんなり切り替わったと思ったら全然違う場面になる。劇伴のかぶせ方もこれまた異質。正直面白い!これが彼の作品の特徴なのかしらん?

少しネタバレあり







いやぁ〜それにしてもcoolだわ!

特に↑の枕話にも繋がるんだけど
行方不明中の夫の次の相手が
米国の軍人、それも黒人っていうのが凄くcoolだ。だってこれ1978年制作の作品でしょ?あのまぐわいの中での汗を舐めるような映像が凄く良かった。

あとこれは確信はないのだけれど、終盤に自宅で酔い潰れている脇にあるシャンパンが、恐らく『未亡人』というラベル名の「ヴーヴ・クリコ」なのも妙にシャレてるなぁと。死んだのは愛人だけどね。

直後の夫登場からのラストシーンはファーストシーンと対になっているのも超coolなんだけど、 W杯オタクとしては1954年ワールドカップ決勝「西ドイツ×ハンガリー」のラジオ実況が気になって仕方がなかった。「マジック・マジャール」といわれた当時最強のハンガリーとの大番狂わせもストーリー的に必要だったのかもしれないけど。

いやいや、面白かった!
これは是非とも他の作品も鑑賞していこうと思いました♪
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