前作に引き続き、1人の名前も覚えることなく見終わりました。長かったけどあっという間でした。話はおもしろかったんですが、ホラーだと思って見ると、ピエロの良さがやや殺されてるのと、ペニー・ワイズの正体がわかりづらかったのが惜しかったです。前と同じで、テーマは大人になることだと思います。記憶に蓋をして忘れ去ることではなく、過去と向き合って乗り越えることが大人になるということだと受け取りました。でも僕は、大人になることが必ずしもいいとは思いません。僕は自分に魅力がなくなったときのことを明確に認識しています。大人になることばっかりを考えるようになった頃です。中2の冬でした。当時僕は問題を起こしたとされて、毎日学校の先生に怒られていました。大人になれと、『時計仕掛けのオレンジ』もびっくりするような矯正をかけられて、気づけば身体が縮んでしまっていた！無理に大人になろうとすれば、個性を消すこともあるかもしれません。無個性で魅力があるのはデクくんだけなのでがんばっていきましょう。
