このレビューはネタバレを含みます
登場人物のルーザーズの子達それぞれの過去を前作よりも深く掘り下げて描いてるから2時間40分もの長編になってる。子供の見た目が変わらないから同じ時期に撮ったのかと思ったらデジタル修正してるらしい、すごい
人の心の闇を利用して変幻自在に怖がらせてくるし、かと思えばあっさり食べる時もある。その予想出来なさが怖いのかもしれないけど、なぜデリーという地に棲みついて、27年周期で出てくるのか、どう生まれて下水道の中で支配を拡大させてきたのか、ペニーワイズについて色々知りたかったことは正直あんまり分からなかった。『IT』を2作にわたって制作してもまだ描かれていないことがあって、原作とか追随する作品を履修してやっと少しわかるっぽい、なんなんだこのピエロは
倒し方は千と千尋のカオナシとか、鬼滅の刃の鬼とか、なんかそういうのに似てるかも。物理的に最強かと思いきや、精神的な攻撃で急に弱さが表れて元に戻るみたいな。だからこそペニーワイズの過去を掘り下げて欲しかった気もする。
ホラー好きだけど、なんの罪もない小さい子供が犠牲になっていくのってITくらいじゃないかな。