このレビューはネタバレを含みます
イット THE END
字幕版と吹き替え版両方見ました。
2回見たのに2回とも終盤からエンディングでボロ泣き…
字幕版だと、海外だからこその英語の言い回し、ジョークや罵倒する時の言い回しが面白くて楽しかった。
吹き替え版は好きな声優さんたくさん出ててそれだけでもう楽しかった!声優さん豪華です。
そして大人になったルーザーズみんなかっこよすぎです。
ほんとに怖いだけじゃなくて、心から信じることや、自分のマイノリティやトラウマを受け入れたり、打ち勝ったりする強さみたいなものに対するメッセージ性も強くてよかった…
イットチャプター1から、たとえばビルは吃音、ベバリーは父親から性的暴力を受けている、マイクは黒人差別と両親への偏見など…ルーザーズは全員なにかしら世間的マイノリティやトラウマを抱えていた。
だけど前作でもそれぞれ自分のトラウマに立ち向かったり、今作ではそれを乗り越えるような、強さを得た。
なにより、今作はリッチーとエディの関係性がね…
リッチーだけは、前作で彼自身のマイノリティな部分が公表されなかった。おしゃべりでお調子者、というような感じ。
それが今作ではスポットを浴びて、結構それが話の中でも大きく関わってると思うんだよな。
リッチーはずっとその秘密をひた隠しにして、仮面をかぶって生きてきた。その秘密を暴かれることが恐怖。
だけど、最後にはそれを受け入れて、きっと自分らしくいきていくんだろうな…
ほんとにね…リッチーとエディの2人が本当に…
しかも吹き替え版だと声優が諏訪部さんと神谷さんというね…そこがまたよかったのよ!
なのでぜひ声優さんが好きな人にも見てほしいし、何かしら自分のなかでのマイノリティやトラウマを抱えている人にも見てほしいと思えた。
ぜひ見るなら1から見てほしいけどね。
何回でも見たいなと思えるし、次に見るなら今度はリッチーの行動に注目してみたいとか、そういう細かい楽しみ方もありそう。
おすすめの見方は、まずは字幕版を見て、解説考察を読んでから、吹き替え版でもう一度見ること!笑