このレビューはネタバレを含みます
スティーヴン・キング原作のホラー映画『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編。
大人になっても変わらない友情と絆を見せるルーザーズクラブのメンバーが、本当の意味で大人へと成長する物語だと感じました。
記憶から消し去りたいほどの苦い思い出と向き合って乗り越えることや、自分自身の可能性を信じることなど、簡単なようで簡単ではない心の変化を遂げる負け犬たちが素敵でした！
ただの友情を超えた関係性を匂わせるリッチー&エディ、自死を選んだスタンリーからの最期のメッセージなど、登場人物たちのキャラクター像や、仲間に対する想いが美しく描かれた物語だと思います。
前作同様、ホラー映画としての怖さはあまり感じませんでしたが、前作よりもコミカルで笑えるシーンが増えた印象で、楽しく鑑賞出来ました。
ただ、テーマやストーリーに関しては、前作の方が上手くまとまっていた様に感じます。
ルーザーズクラブのメンバーたちに罵られて、小さくシオシオになっていくペニーワイズが可愛かったです！
巨大化している間は、あんなに威勢が良かったのに…笑
