このレビューはネタバレを含みます
もう少しで『THAT ジ・エンド』という違う映画を借りて帰りそうだったので、
映画館で観たITの続編が観られただけで満足。
ジャケットがほぼ同じでびっくりした。
前作でも今作でも、
ペニーワイズがなぜ子供の恐怖心を欲しているのかについて考えてた。
あれだけの摩訶不思議を引き起こす能力があれば、もっと大規模な殺戮だって、
世界を恐怖に陥れることだって可能だろうに、
なぜ一人一人に執着して丁寧に怖がらせて、
そのまま生を許してくれたりもするのか。
ペニーワイズを小さくするために、
事実に基づく悪口をひたすら述べた結果、
か弱い存在になってやっと気づいた。
弱い存在(子供)を怖がらせることに成功し、
自分が強い存在であると認識することが、
ペニーワイズのエネルギー源であったことを。
だからこそ、それをコテンパンにすることで、
今回勝利を収めることに成功した。
正直、あんなに怖かったペニーワイズが、
こんな悪口で弱るなんて拍子抜け。笑
ルーザーズの絆はすごく素敵。
現実世界の仕事をほっぽり出して、
(命のためだから仕方ないけど)
ペニーワイズを倒すために集結した彼らの今後がよりよいものになったことを祈る。