FREDDY

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

スティーヴン・キングのホラー小説「IT」をアンディ・ムスキエティ監督によって再び映像化された『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編作品である本作は、前作から27年後、大人になった「ルーザーズ」がペニーワイズに立ち向かっていく様が描かれたホラー作品となっているのだが、印象としては、可もなく不可もなくといったところですかね。やはり前作同様にホラー映画として視聴してしまうと肩透かしを食らってしまいますし、ホラー演出に発想やアイデアは感じられるが、恐怖心を煽られるとまでは到底及ばず、ただただ残念の一言。青春映画としてならそれなりには楽しめるんですけどね。ジェームズ・マカヴォイやジェシカ・チャステインなどといったキャスト陣は惹かれるものがありましたし、彼らが演じる「ルーザーズ」の面々が再会し忘れていた過去の記憶を取り戻していく様や、ペニーワイズの謎が解明されていく点も良かったのだが、終盤はもはやダーク・ファンタジーですからね。ペニーワイズよりもティーチ・グラントが演じたヘンリー・バワーズの方が怖かった。本作は暇つぶし程度の視聴が好ましいかと。
FREDDY

FREDDY