Akiyoshi

神と共に 第一章:罪と罰のAkiyoshiのレビュー・感想・評価

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)
4.5
因果応報を可視化するCG・VFXを表現し、韓国仏教の世界観を作り出した地獄巡りアクションファンタジー。言わば死後の世界を死人の視点から見せ、地獄から輪廻転生させるための旅に出る冒険みたいなお話。突如訪れる「死」と、残されたものの感情、生前の善悪行為、体現された地獄と下界でのバトル。日本で例えるならマンガ「BLEACH」のような感じ。

地獄を旅する中、主人公を輪廻転生させるために現れる個性的な3人。全二部作の中で一部は仏教の世界観を表し、因果応報を強く押し出した内容。二部では主人公を助ける3名の使者のお話がメインとなる。

世界観に浸り、バトルアクションに溺れるが本作品はとにかく感じて動かされる内容なのが印象に大きなインパクトを与える。無念の死や、そこから受ける影響、後悔と語られる真実。映画と分かっていても悲しい気持ち、悔しい想いが共感できるストーリーが素晴らしい。気持ちが全面に出てしまうような展開も1度ではなく、何度も何度もある。

韓国映画のレベルの高さを改めて感じた。
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