なつ

迫り来る嵐のなつのレビュー・感想・評価

迫り来る嵐(2017年製作の映画)
3.2
1997年中国の地方都市が舞台。
1990年代の中国は激変期だった。
地方都市では特に取り残された人々が多かった事を考えると、この時代設定はとてもうまいと思う。
多角的にズシンとくる作品でした。
ハリウッド映画みたいに全て解き明かしスッキリ~ではなくて。
雨と雪、そして表彰式の偽物の雪…
現実と幻が混沌として、考える余白があって…そんな感じ。
私は、ラストシーン、中々好みでした。
ただ、フライヤーに記された“殺人の追憶”の言葉には、踊らされた(笑)
“殺人の追憶”に似ているのは表面的な雰囲気だけ!
ストーリー展開や面白さは全く違うので、私のように踊らされませんように。
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