さむ

迫り来る嵐のさむのレビュー・感想・評価

迫り来る嵐(2017年製作の映画)
3.0
香港映画かと思ったら中国映画でした。🐼たぶん、連続殺人事件のサスペンスミステリー映画です。というのも全く怖くないからです。恋愛映画的な要素も強いし…🥱時代は1997年。香港でいうと恋する惑星とか天使の涙あたりの時間帯。携帯電話は普及していません。ITに力を入れる前の中国です。昭和感バリバリの雰囲気は好みでした。

中国の片田舎の工場が舞台。衣装、小道具、背景、全てグレーでダーク。常に雨が降って陰鬱な空気が小気味良く、絵作りは抜群に感じました😄説明不足の脚本も、ところどころ「???🙄」となるけど嫌いではなかったです。どこか、丸山健二の純文学を感じました。

ただ映画としては、
ドキドキハラハラを期待したけど違いました。1人の男の悲哀を描いた不思議な映画です。

しっかり作りこまれたハッキリさせないあの落ちは、確かに気鋭と言われる監督だなぁと思いました😄もうちょっと欲張らずにテーマを絞って欲しかったです。
さむ

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