さむ

ザ・ライフルマンのさむのレビュー・感想・評価

ザ・ライフルマン(2019年製作の映画)
3.5
初ラトビア映画。バルト3国。ロシアのウクライナ侵攻の拠点になってたベラルーシのお隣の国。の第一次世界大戦時のお話。原作者はソ連時代に処刑されてるらしいです。実話かどうかはわかりませんが、作者の実体験を通じて書かれた物語らしいです。

時代背景をもう少し勉強してから観ればよかったです。
最初はドイツの侵攻を防いでて、味方だったロシアが共産主義になって、ラトビアが独自の軍隊を設立。映画観てて把握できたのは、そんな感じ。
この戦争で国の人口半分死んだらしいです。

お話は、母をドイツ兵に殺されて、16歳の少年が軍隊に志願。前線での過酷な戦闘を通して、少年の成長が描かれています。なかなかの骨太戦争映画でした。
面白かったです。何度か泣きそうになりました。

主要人物があっさりと死んでいきます。でも、戦闘が激しくてそれをドラマチックに見せるヒマが無いといった印象。確かに映画的なメリハリが無いのかも。
でも、全然安っぽくなくて、のめり込んでしまいました。

観て良かったです。

邦題のセンスが酷いパターンです。こうでもしないと、誰も観ない秀作になってしまうんでしょうね。
さむ

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