やくまる

聖なる泉の少女のやくまるのレビュー・感想・評価

聖なる泉の少女(2017年製作の映画)
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泉を守り継ぐという生きがいの消失感を覚える父と、自身を支配する環境への違和と、外界への憧れに葛藤する娘を描く。ナーメの心情は泉の枯渇と、自身の存在は魚へとリンクしているように見えた。

厳かで閉ざされた生活を送る親子の世界に、壮大な自然と、開発が進む場面が差し込まれていて、”真の進歩とは、物質(文明)と精神が時を併せ発展した時だけである。”というセリフの意味を考えさせられる。
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