m

飢えたライオンのmのレビュー・感想・評価

飢えたライオン(2017年製作の映画)
3.7
ハネケ案件 と知り みることに。
①シーン毎に入る黒い切り替え
(ディストラクションベイビーズを思い出した)
②主観を排除する定点(神の視点)
③社会へのメス
などがハネケ(ブレッソン系譜)とリンクして語られるとこなんでしょうね。
前半、他作も観るべき監督だと一目でなる・客が加担させられる構造嫌いになれないんです。好きです。
ただ後半のニュース映像からは②と③が〈誇張〉されすぎていて失速と感じた。「現実はそうだ」的な狙いは分かるけど映像としてあまりに「安っぽさ」が目に余る。(例えば つけっぱなしのテレビが誰かの部屋で延々と流れる不気味さ演出するとか欲しかった)
カーテンの揺れどきや遠景の使い方がホントうまいから尚更そう思う
m

m