監督はベルギーの方ですが、シリアの街中の戦時下の家族たちの今にも切れそうな生命線が、冒頭から最後までぐいぐい迫ってきて何度も途中で折れそうになりました
生活音が銃撃爆撃音って…この音を聞いて育つ子供たち
あの姉妹はイヤホンでは何を聴いていたのだろう…
このふたりの母親が凄い…家族を守ろうとする必死さが…二人を合わせて、それが戦時下の母親の顔というものなのだと思う
私が目撃したのはこの日の話しだけれど、ずっとこんな状況が続いているのが今も昔も変わらぬ戦争というもの
目も口も塞がれ塞ぎたくなる人間がいる一方で、ぽつんとこぼれた閉じ込めておく事は出来ない子どもたちの心…戦時下でも人間のこころは、この世界の片隅にのすずさんのように目まぐるしく動いていた…