とり

怪怪怪怪物!のとりのネタバレレビュー・内容・結末

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

登場する人物がほぼ頭いっちゃてる人たちの映画。

主人公は高校のいじめられっこ男子。クラス費の盗難というあらぬ疑いをかけられて、謝罪を強要する。担任もどうかしていて、クラス内の連中がヤバい奴ばかりなのに、あまり気にせず主人公の謝罪を促したりする。あとでわかるがこの教師は思想が大概で人の尊厳とかを簡単に踏む奴でやばい。

反省として老人のいる施設で身の世話的なものを任された主人公と付き添いできた特に頭のいかれたやつら三人はある一室で金塊が入ってると思しきトランクを見つける。鎖が巻かれていたため、その日の夜に侵入して破壊して奪い去る。その帰り際に人を喰らう怪物二体に遭遇するが、うち一体をなんと拉致する。

拉致した怪物を弄りましたりして遊ぶ彼らに近づくもう一体の怪物。
怪物の成り立ちや、特徴を把握したりする。イカれグループのうち一人が怪物に殺されたので弔い合戦をする。


まあ、イカれた奴らの言動は度が過ぎているというか誇張しすぎたものではあるけど、程度の差はあれいじめにおける集団心理を描きたいんだろうなと思う。
退屈凌ぎのためのいじめも、同調も、恐怖もそこにはあるだろう。それに屈した人間が、人間でいられなかったことを悔いて、自殺するのはみているこっちとしては自分勝手な決着ではあるけれども、のうのうと生きている知ったならば痛い目は見てほしいと感じてしまうだろう。
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