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リズと青い鳥のぉゅのレビュー・感想・評価

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
4.0
2021年 鑑賞 21-228-10
BS12 アニメの夏っ! にて
武田綾乃先生の小説「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」シリーズを原作とした、TVアニメの劇場版3作目で、スピンオフ作品の立ち位置でもあり、1本の独立した映画としても楽しめるように制作されている。
「映画 けいおん!」「映画 聲の形」等の山田尚子監督で、脚本に吉田玲子さん、キャラクターデザインに西屋太志さん、音楽に牛尾憲輔さんなど、「映画 聲の形」のメインスタッフが再集結した、吹奏楽部舞台の京都アニメーション作品。

高校3年生で吹奏楽部でオーボエを担当の鎧塚みぞれ(声: 種﨑敦美さん)は、彼女は内向的な性格で、他人と打ち解けること苦手だった。そんなみぞれの唯一の友達は、同じ吹奏楽部でフルートを担当している傘木希美(声: 東山奈央さん)で、希美はみぞれとは対象的に明るく外交的で、誰とでも気さくに話ができる性格で、二人は中学時代に希美が一緒に部活に入ろうと誘ってくれたことがきっかけだった。みぞれはそれ以来、希美の行くところにはどこでもついていき、希美の言うことには何でも賛同するのだった。吹奏楽部では高校生活最後のコンクールが間近に迫っていた。自由曲は「リズと青い鳥」に決定しており、その曲の中にはオーボエとフルートの二重奏が含まれていた。希美がみぞれに見せた「リズと青い鳥」の絵本には、お互いのことを愛し合いながらもやがては別れなければならない、リズという少女と青い鳥の物語が描かれていた。希美は自由を求めて外の世界へ旅立つ青い鳥に、みぞれは家の中にいて青い鳥がどこまで羽ばたいていくことを願うリズに、それぞれ自分自身を重ね合わせる。コンクールが近づく中で、吹奏楽部の練習はより厳しさを増していく。他の部員たちと和気あいあいと練習している希美の影で、みぞれは後輩からの遊びの誘いも断り、独りで黙々と練習に励んでいた。そんなみぞれの音楽的な才能を見抜いていた指導教員の新山聡美(声: 桑島法子さん)は、みぞれに音大に進学してプロの演奏家になるように勧めるも、始めは乗り気でなかったみぞれだが、希美も音大に進学する意思があるという話を聞くと、やはり自分も行きたいと言いだし...

ー 夏のアニメまつり 第2作 ー
宇治の高校が舞台、青春作品。まさに京アニを感じる設定!希望の光は見え始めたが、まだまだ●●妄●が強い、かまってちゃん体質の、く “ピー” ふ “ピー” な “ピーーーーーーーー” 男の、(ここからは私の妄想)あやつのイタズラ心で、ガソリン撒いて、端の方で着火してびびらしてやろうと、ガソリンの恐ろしさを舐めた計画を画策した結果、あの惨状に... まさか自分まで大火傷?なんて悔やんでいるであろう(以上私の妄想)超超超...大惨事の傷跡は、まだまだ消えるような状況ではありません。我が府の宝・誇りの京都アニメーション様、ご遺族の方々、地域の皆様、ファンの皆様、またあの●●男の大火傷を治療されたお医者様や病院のスタッフに、感謝や、これからも共に頑張って生きていきましょう!亡くなられた方々にも、引き続き御冥福をお祈りしますと共に感謝を述べさせて下さい!京アニの作品に生き続けていると、私は思っていますので、これからもよろしくお願いします!

ここからは作品のお話)「響け!ユーフォニアム」の作品でもありながら、劇中の絵本「リズと青い鳥」が表と裏に存在する作品。まさか絵本から始まって、別作品観ている?という風に思った。

やはり山田監督。イラストも綺麗、自然も綺麗。学校や楽器等の細かい描写も凄い!

リズの世界と、みぞれと希美の関係性が対象になる。あのオーボエとフルートの音や●●こそがリズの世界を表している?

また裏返リズの世界へ。あまりにも町並みが西洋ちっくで、すぐにわかった!リズ(声: 本田望結さん)の優しさ、青い少女(声: 本田望結さん二役)との出会い。リズは少女を見守り、少女は天真爛漫。その関係。やはり対象として描かれている感じが丁度いい!

みぞれはリズが青い鳥を放った気持ちがわからないと言ったが... その感情が、第3楽章のオーボエとフルートの掛け合いが合わない感じを表しているようだ。そして、ふたりはすれ違いが始まり...

リズの想いと青い鳥の想い。希美の気持ちとみぞれの気持ち。互いにリンクするから、掛け合いが上手くマッチする。リズと青い鳥は愛し合っているが、美しい羽(才能)を閉じ込めていたリズ。鍵を持たせれたこと、青い鳥を愛していること、彼女には美しい羽を持っていること、それに気づけたリズは、ひとつの決断と成長をする。

“私 みぞれみたいに凄くないから 私 普通の人だから みぞれはさ これからきっと広い世界に出て行くんだよね”
希美といたいというみぞれ。みぞれが思っているような人間じゃないという希美。それでも希美は特別だというみぞれ。そして、大好きの●●。このシーン刺さる。私は希美タイプだから、みぞれの感情がわからないが、互いが好きなとこを言い合うシーンは、泣きそうになる。

希美の回想シーンは、最初のほうのみぞれの回想の別パターンだ!あの足音や図書館のシーンが最高に聞こえる。最初のほうのものとは同じなんだが...
私はパンケーキもいいが、今日はパフェの気分!ハッピー●●●●●ー●が、あそこで... もう、吹奏楽部の青春アニメ作品ではなく、みぞれ(●●●)と希美(●●)の関係を、とことん描いている青春アニメ作品だった!最後は二人にほのぼのした気持ちにさせられた、そんな京アニ作品だった!

余談:確かに彼女があの人との接し方が●●●っぽくも見えたが、女子校ならではのようにも思える。作中でそう暗示されない限りは、それはないと思っているし、もしそうだとしても、勝手にこちらが決めつけ、レビューに乗せたくない!気持ち。それが私の想い。
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