あしからず

リズと青い鳥のあしからずのレビュー・感想・評価

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
3.5
ハッピーアイスクリーム懐かしすぎる。
吹奏楽部の女子高生2人の友情に焦点を絞り、丁寧に丁寧に作り込まれた青春映画。
小津安二郎みたいな空っぽの部屋を映す演出や遠近の独特なカメラワーク?も結構よかった。あまりに丁寧すぎる気もするけど、表題と同じ「リズと青い鳥」の童話パートを挿入してアニメならではの演出がいい。実写ならくどくて途中で飽きてたかも。

リズと青い鳥を主役の2人と対比させどっちがどっちなのか解いていく構成はシンプルだけど、思春期の心の揺らぎが分かりやすい。天才と凡人の差のくやしさは分かる。
スピンオフ作品らしく元の「響け!ユーフォニアム」の前知識0だったけど単体で完成されてて観やすかった。
最後の表情見せないとこも良くて百合か友情かみたいな余韻も残る。

人に誘われて油断してたので思わぬ青春映画でまぶしすぎた。
ただ人物の作画が縦長すぎて京アニはけいおん!みたいなぽってりしたスタイルが好きだったな〜
あしからず

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