えいがドゥロヴァウ

ザ・フライ2/二世誕生のえいがドゥロヴァウのレビュー・感想・評価

ザ・フライ2/二世誕生(1988年製作の映画)
3.5
前作『ザ・フライ』でのブランドン博士のテレポッド(物体転移装置)の研究を大きな企業が引き継いだという設定ですが
いかんせん研究の資料が不足していてうまくいきません
で、お手上げなのでテレポッドの研究は博士の息子マーティンに丸投げしましたと
そんなこんなで博士の天才的な頭脳を受け継いだマーティンは有機物の転移に成功しましたが
彼は博士からもっと大きなものを受け継いだのです
そして企業の社長はマーティンに甘いアメをあげながら
その発現を舌舐めずりをしながら待ち望んでおったのです…

博士よりも成長速度が速いからサクサクと変身するぞ!
おぉ、サナギになったぞ
それなら羽化してからがパーティーの始まりだな!

マーティン、社長は君をつくづく侮っている
その傲岸な鼻をへし折って
消化液でドュルドュルのヌメヌメのボロボロにしておやり!
…と思っていましたが
なるほど、そういう有効活用の方法もありましたな
このオチはこのオチで、なかなかどうして
よかったのではないでしょうか
パスワードの件はセンチメンタル

しかし悪者を愚かしくしなければ描けないのはこの時代のハリウッド映画の特徴なのでしょうね
警備員やマーティンに注射をする職員たちのあざとい性格の悪さはもう死亡フラグでしかありません