ソムさん

ザ・フライ2/二世誕生のソムさんのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フライ2/二世誕生(1988年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

前作でのヴェロニカとセスの間に宿った命が、冒頭で誕生。産んだショックでヴェロニカは死んでしまう。残された子供マーティンは、科学者の実験台にされているとも知らず無邪気に成長を遂げる。ハエの遺伝子により成長速度が速く5歳にして見た目は成人。そして、次々明らかになっていく科学者たちの陰謀に気づくマーティンは怒りをあらわにする。

描写によりメッセージ性を強く感じる。見終わった後の余韻が前作同様半端じゃない。と感じるのは少数派なのでしょうか(^_^;)

科学の進歩は人類にとって必要だと思う。ただ、進歩のために犠牲が出ることも事実。仕方ないことだと、簡単な言葉で片付けられる問題ではないはず。人類のために別の命が犠牲になるのは心が痛む。偽善者なのかもしれませんが、この映画を見てそう思ったのは事実です。

マーティンの優しさと、「魔法の言葉」が切ない。