梅村真登

あの頃、君を追いかけたの梅村真登のネタバレレビュー・内容・結末

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

2時間という限られた中ですごく深い内容を描けていたと思う。
自分の中には何人いるのだろう、そして心の中にはどんな自分が存在するのだろう。
ラストの齋藤飛鳥が結婚するシーンで悲しい気持ちでいっぱいになった、こういう感情にさせられたってことは山田裕貴に感情移入させることに成功しているのだろう。
さらに山田裕貴のナレーションが丁度いい量でベストなタイミングであってとても良い。
ラストシーンの新郎にキスしに行くコメディさも良いものだなと思ったし、そこから高校生の回想を映すっていうのがさすがとしかいいようがない、映像構成が素晴らしい。
見る側に色々な感情を生み出させ、その振れ幅が大きいほど心を動かす映画になるのだと思った。
個人的に何回見ても面白いし、心に刺さる映画。



山田裕貴
「You are the apple of my eye」
大切にしている、溺愛している人や物のこと。
梅村真登

梅村真登