SugarOnMe

ファイティング・ファミリーのSugarOnMeのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2019映画館#45

まず、ドゥウェイン・ジョンソンはあんまり出てこない。あくまでメインはペイジ一家。

2000年からWWEを毎週欠かさず見ていた自分にとって、オープニングに沢山のスーパースター(WWEではレスラーとは呼ばない)達が出てくるシーンでいきなり上がった。最初にロック様がお馴染みの台詞で登場し、ストーンコールド、HHH、アンダーテイカーが出てくるんだよ。こりゃたまらんわ!

ペイジも知ってる。本作にもクライマックスになってる、デビュー戦でいきなりチャンピオンになったのも見た。相手のAJ・リー可愛くてファンだったのに、演じていた人、似てなくて残念。色白でそれまでのディーヴァ(女性レスラー)とは違い、水着や下着で男のファン達を喜ばせる役割が殆どだったのに、そんな事はせずに質の高いレスリングで勝負していた。フリークと呼ばれていて、急にキレる役どころだったな。でも、大して長くいた記憶無かった。だからペイジのシンデレラストーリーをなんで?と思ったがプロレス一家で犯罪者だった父親と自殺しようとしていた母親が、プロレスに救われ大して儲からないけど、プロレス愛に満ちた一家のストーリーは良い題材だと思う。ペイジはWWEに受かり兄は落ち苦しみ悩むし、ペイジも下地があるからと思い上がっていたし、モデルやチアガール出身者を見下して周りから嫌われ挫折する。家族がバラバラになりそうになるが家族愛と仲間達に励まされ兄妹がそれぞれの道を見出だす感動作に仕上がっていた。

確かにお下品な両親に沢山笑わせて貰ったし、諦めずに必死トレーニングと自分の存在を押し出し、WWEを知らない人には泣けるけど(隣のおばさんかなり泣いていた)プロレスって勝ち負けはおろか、誰がチャンピオンになるかってお偉いさんが決める事で、試合する前から本人は分かっている事を知っているから、大して感動しなかった。でも映画としてそれは仕方ない事。クライマックスで感動させるシーンをぶち壊したら、映画そのものが台無しになってしまうからね。なので、今やハリウッドNo.1のドゥウェイン・ジョンソンがいたWWEってどんなの?と興味ある人にはうってつけの作品だと思う。

IRON MAIDEN、MOTOR HEAD。英国ロック、メタルを車に乗りながら大合唱するシーンも上がったよ!
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