参鶏湯と三層肉

ファイティング・ファミリーの参鶏湯と三層肉のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「家族に振り回されがちなピュー」

〜〜〜

とりあえず映画「ミッドサマー」のネタバレしながら本作の感想を言うしかない(なんだそれ)。

いつも通り、観賞後に「え、このアクターって◯◯に出てた人なの!?」のパターンで、主人公がミッドサマーの主人公ダニー(フローレンス・ピュー)とは最後まで気付かなかったぜ!!!←

ピューのうじうじした演技って最高だし、全体的にもキレイにまとまってはいるのだが、なんというか、、、マジもんの"大スター"であるロック様の存在が不自然に浮くぐらい輝いているので、マジでそれ以外の人が凡人に見えた。そう、ピュー、じゃなく、サラヤ(ペイジ)までめちゃくちゃ凡人に見えるし、最後のマイクパフォーマンスも(言ってる事はすごくいいが)そこまで観客を惹きつける「何か」があるかどうか全然分からなかった。

本物のサラヤを見てみると「おっ!パッと見でも全然雰囲気あるじゃん!!!」となったので、フローレンス・ピューはアクターとして好きだが、別キャストが良かった気がする。

ミッドサマーに続き、相変わらずピューは家族に振り回されてばかりで、こっちも新たなコミュニティに"家"を見出だすことで新しく一歩踏み出しているなーと思った。私はメンタルも体力も人並み以下なので、「弱さ」を(歪んでいるが)受け入れるミッドサマーと比べて、「強さ」が全面に押し出された本作はちょっと苦手だった。

いや、、、、ミッドサマーと比較するのおかしいだろ!!!!!!!!