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映画の妖精 フィルとムーのchaooonのレビュー・感想・評価

映画の妖精 フィルとムー(2017年製作の映画)
4.0
"映画を知らない子供たちに、誰でもどこでも上映出来る映画を"

フィルム柄の帽子を被ったフィルと、夢の種ムーの2人が映画の世界へ冒険に出る♪

世界初の映画『ラ・シオタ駅への列車の到着』から始まり、『ローマの休日』『モダンタイムス』『タイタニック』『雨に唄えば』などなど♪数々の名作映画のオマージュで彩るクレイアニメ♬

たった6分の中で幸せな気持ちになれる、映画愛の詰まった短編アニメ♡

制作はカンボジアはじめ途上国の子ども達を対象に移動映画館を行うNPO法人World Theater Project。提案・企画・脚本・声の出演に斎藤工。協力WOWOW。

途上国の無電化地域には映画館がなく、生涯映画を知ることなく生きていく子供たちがいる。

そんな子供たちに映画体験をと活動するWTPだが、上映には映画に付随する"権利"という大きな問題が…。

それならば、世界中の子供たちが、誰でもどこでも観れる映画を作ろう!という発案で作られたのが今作。

沢山のオマージュは、世界にはこんなに素晴らしい映画があるんだよって、メッセージだと思うとよりキラキラして観える♪

多くの映画を観たことある大人の私たちが観たら、オマージュの一つ一つに「あ、あの作品だ♪」となるところ。
でもこの映画で始めて観た子供たちは、大人になってオリジナルの映画を観たときに、「子供の時に観たあのシーンは、この映画だったんだぁ」って思うのかな♪

最近映画を見る時間が取れなくて、映画離れしている私でしたが、映画がとっても恋しくなる一本でした♪
さっさと仕事終わらせて映画観よ〜!
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