こんな家族、いるよなー、あー自分もこういうこと言ってるなー、うちの家族もこうだったなー、こんな時に母は（妻は）こう感じてたのかなー、と、「あるある」だったり「身につまされ」たりして感情が揺さぶられる。
いちいちセリフが刺さって反省するところもありつつ、正蔵さんのちょっとズレた私的に笑わされて…。
でも、最後にはハッピーエンドになるし（何がハッピーエンドなのかというのは個々の考え方があるにせよ）、ストーリーは山田監督の手腕が発揮されてる作品でした。
リアルな、でもある意味で「理想の」家族を描いているという点でいうと上質なファンタジー映画とも言える…かも。
