見た目からゲテモノというか、そっちのパッと見の見た目から拒否反応を示す人も多いのかもしれないが、この人、間違いなく才能ある。わかる人にはわかる。
一つ間違いないのは、ちゃんと引きの画が撮れるところ。そこちゃんと考えているのがわかる。物語を語ることで精一杯じゃないというか。これ、自主映画で意外とみんなできないのよね。
ラストの大教室の割り方なんかもセンスある。
物語にやっぱり幼さ(20歳だからしゃーない)を感じるところとか、まぁ「なんでそこはそう
雑なん」ていう全体的な作りからこの星の数になってしまうのだが。
年齢重ねて、勢いだけでなく地に足つけて?、深みを与えつつ(少しだけ片鱗は見えているのだが)、「半笑い」の物語から卒業できたら、それなりのとこまで行くと思われ。
本人も『ヒーローショー』に影響を受けていることを公言しているのだが、そのあたりの観る目もあるのだろうし。
観ずに語ろうとするのは、やっぱいけないなぁ。
