イエローサブマリン

アクト・オブ・キリング オリジナル全長版のイエローサブマリンのレビュー・感想・評価

3.2
自由がない国。

印象的なのは加害者は殺しを“美化”していること。カメラに語るときは「しょうがなかった」とか「国から言われた」とか言い訳をするわけですけど、映画を観て殺し方を真似たとか中身を話している時の溢れ出る感情が明らかにそんなことを思っていないんですよね。

また、撮っている映画というのがそこらの映画好きな学生が撮った方が良いモノができそうっていう...映画はこの“素晴らしさ”を伝えようっていうツールでしかなくって、女装のやつとかいくら女性の協力者がいないとはいえ苦笑しちゃいますし、血のメイクとかもそう。そしてラスト。演出的にあんな酷い映画とはいえ自分の罪がやっと染み渡ってきたと。遅えよ、このタイミングかよ。どうせ1日経ったら普通に生きるんだろうな。

ただNETFLIXで160分バージョンを見たのですが...さすがに長い!さすがに!それです!それでこれ!