ヒラリー

アクト・オブ・キリング オリジナル全長版のヒラリーのレビュー・感想・評価

3.6
1960年代インドネシアで起きた100万人規模の大虐殺
その加害者達は今も強い力や富があり、国民的英雄として称えられている。
法で裁かれる事なく生活している彼等が当時の共産党員大虐殺を再現、撮影するというドキュメンタリー
正直この歴史について何も知らず、この前にカニバを見て人を殺しても裁かれない人が平然といる世界に目を疑った。
本作は自分達が正義とし、容赦なく簡単に他社の命を奪っていった再現を淡々と見せられる。
今でも彼等は悪気なく、後悔もない。
再現映像で加害者、被害者と演じるわけだけどそこに辿り着く迄何も思わないなんて本当に血が通っているのか、ねじが取れているのか。
自分達は妻も子もいて幸せに暮らしている。
同じような幸せを奪っておいてよくも今でも堂々としていられるな…最後だって全く同情出来ない
地獄に堕ちて欲しい。
ヒラリー

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